MacPortsを使ってPerlの環境を構築する方法です。
Mac のOS X Leopardからnow LepardアップデートしてからPerlの調子がどうも良くなくモジュールをうまく読み込んでくれなくて長い間放置していました。
しかし、このままではだめなのでMacPortsで新しくPerlの開発環境を整えてみました。
MacPortsとは
MacPortsのインストールと設定
まずは公式サイトからMacPortsのパッケージをダウンロードしてきます.
http://www.macports.org/install.php
パッケージはMac のOSのバージョンごとに用意されているので注意しましょう。
ダウンロードできたらインストールしてMacPortsのインストールは終了です。
次にMacPortsを利用するにはPATHを通さなくてはなりません。
私がMacPortsをインストールしたときは勝手に.bash_profileに環境変数が設定されていましたが念の為に.bash_profileか.bashrc に以下の環境設定が追加されているか確認しておきます。
export PATH=/opt/local/bin:/opt/local/sbin:$PATH export MANPATH=/opt/local/man:$MANPATH
次に、MacPortsのアップデートと利用するデータベースの更新をしておきます
$sudo port -d selfupdate $sudo port -d sync
これでMacPortsを利用できる状態になりました。
MacPortsの基本的な使い方
インストールしたいパッケージを検索するコマンドは
$port search 検索する語句
パッケージのインストール方法は
$sudo port install パッケージ名
パッケージのアンインストール方法は
$sudo port uninstall パッケージ名
インストールされているパッケージの確認方法は
$port installed
インストールされたパッケージの更新があるか確認
$sudo port outdated
アップデートされたアプリケーションを更新
$sudo port upgrade installed
このあたりのコマンドがあればとりあえずなんでも出来ます。
MacPortsを利用してPerlのインストール
では早速MacPortsを使っていPerlのインストールを行います
$port search perl5 で検索をすると結構いっぱい出てきます。
私がインストールしたいのはPerl5.10.1なので
$sudo port install perl5.10
でインストールします。
perl -v でバージョンが5.10.1になっていれば成功です。
ならない人は以下のコマンドでperlの実行パスを確認します。
$which perl /usr/bin/perl
本来ならば/usr/bin/perlのところが/opt/local/perlになっていなければなりません。
/opt/local/ の中身を見てみるとperl なくperl5.10があるのでperl を叩いたらperl5.10を実行するように以下のコマンドでリンクを作ります。
sudo ln -s /opt/local/bin/perl5.10 /opt/local/bin/perl
これでもう一度
$which perl /opt/local/bin/perl
でperl5.10を使うことができるようになりました